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ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて③ 手袋からセーターへ

公開日: : 最終更新日:2016/10/28 Love Knit(ラブニット), ニット, ニットの豆知識, ニット製品の豆知識, 工場

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ニットに関する質問受け付け中!!

みなさんこんにちは。飯島です。
日が昇るのも遅くなり、起きる時間も暗くて、、朝起き上がるのがすっかり億劫になってきました。涙
木枯一号も吹いて、すっかり秋なのか冬なのか、、寒くなってきましたね。
そろそろ冬物ニットの出番~!皆さん準備されていますか?
先々週、先週とともに弊社展示会も無事に終わり。ひと段落。
いらっしゃった方々も、展示会の様子をブログ等で紹介していただきましてありがとうございました!

 

 

さて前回のブログで山にハマった私です。
先日は、紅葉が始まったところの日光・男体山へと足を延ばしてきました。
今回は、真面目に山にチャレンジ。こんなにキツイとは思いませんでしたが、登り切った時の達成感と山頂でのお昼は最高でした!

山1

 

山2

 

 

さて今回は、ホールガーメントの小話をひとつ。

 

 

ホールガーメントが生まれるまでのお話をしたいと思います。
今回はまた、島精機の話をさせていただきますが。。お付き合いください。

 

 

手袋編機から

ホールガーメントを開発した(株)島精機製作所。。

 

創業当初(昭和37年創業)の島精機は、当時は繊維機械のブームで手袋編機の製造を行っていました。
元々、手袋というのは天竺で手袋の形に編み、腕口の部分はゴム入れて、かがりミシンを行っていた時代でした。

 

腕口のフィット性は甘く手袋は抜けやすく、工場などで機械に巻き込まれたり、挟まれたりしやすく、安く便利であったのですが難点があるのが問題でした。
そこで、腕のしまりが良いようにゴム糸の入った手袋をと、編み方や糸入れの方法を考案し、より安全で使いやすい手袋の大量生産が可能になったのです。

 

手袋編機

これが後々の、編機やホールガーメントのきっかけとなります。
この手袋編機がきっかけとなり、編機メーカーとして軌道に乗った島精機ですが、その後は衿編機や、ジャカード編機など、手袋編機から横編機全般の製造メーカーへと発展していきます。

 

その後、ファッションは大量生産の時代へと変わり、より使いやすいコンパクトな編機、ジャカード機やフルファッション(成型)編機へと進化を遂げていきます。自動機のシステムの開発も並行して、コンピュータ制御の編機へと変貌と遂げていくのでした。

 

 

手袋からセーターへ

先にお話した、手袋編機。
皆さんも良くご存知のいわゆる軍手など手袋を編む機械です。
横編機の一種なのですが、5本の指をそれぞれ筒で編んありますが、、
どちらから編まれているか知っていますか??
、、、実は指先から編まれているんです!ご存知でしたか?
軍手を良く見てもらうと、腕の部分はゴム糸を挿入し編み絞められて、編み終りの腕口はロック始末して仕上げ。簡易に大量生産ができるように非常に合理的なつくりになっています。

IMG_20151028_000910

通常の横編み機は、平たく編んで縫製して完成となるのですが、
手袋編機はそれぞれ指・手のひらと筒状の袋編みになっています!それぞれの指から胴体へと一体に編み立ててしまいます。。よくよく考えると凄いことですよね。

 

手袋の編み方には、指先の丸みを出した編みだしから、親指、人差し指、中指、薬指、小指とそれぞれ長さや太さ、さらには指の付け根の重なり~手のひら~手首へと、筒で編みながらも細かな編み方が凝縮されているんです。
そこで手首の部分を衿と考えると、セーターの形になるのではないかと考えたのがホールガーメントの原型となったのでした!

 

軍手

 

サイズこそ小さいですがセーターの形に見えませんか!?
この発想から、横編み機のメーカーとして確立した技術や、成型編みのテクニックを応用して様々な編み方、筒編み(袋編み)での成型をするための機械の機構を開発し、横編み機の中でも特異なホールガーメント編機が完成されていったのです。

 

first

 

最初は、立体感もなくのっぺりとしたセーターだったのですが、開発を重ね、編み方や形、柄のトライを繰り返し、現在のようにバリエーションも抱負で付加価値のあるニットウェアへと進化を遂げています。

 

 

ひらめきやアイデアがあっての、技術開発や、テクニックの開発。

こういうものが作れるんじゃないか?というところからの製品への応用力など、開発~製造まで一気に持ち上げる勢いは、創業から現在までも続いているのだと感じます。

fig_04 fig_17

まとめ・近況

今回は、以前の職場のお話になってしましました。
実際に中にいたので、よく聞いていた話を、ブログにさせて頂きました。
自分が在職していた時にはすでにホールガーメントは出来上がっていたのですが、そこからもっともっと色々な形をトライしてみたり。新しい機械のテストなど、次々に新しいものをつくっていた気がします。
最近の展示会でも見せて頂いたのですがMUCH-Xシリーズにもシンカーが付いたりと、これには驚きました。
また、展示会で技術を見せて頂き、あらたな情報や技術を覗いていきたいと思います。
編機に興味のある方もない方も少しでも足を運んでみるととっても面白くて勉強になりますよ!

 

次回はJBKSでしょうか!?楽しみですね!

今回はこのへんで。

ではまた。

 

※画像の一部は島精機製作所(株)のHPより転載させていただきました。

 

過去のシリーズを読みたい方はこちらをどうぞ↓↓↓

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて① ホールガーメントとは?

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて② そもそも横編みとは?

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて③ 手袋からセーターへ

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて④ どうやって一着を編んでいるのか

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて⑤ ニットのシステム/企画サポートいたします

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丸安毛糸 編集部
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