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撚糸資料のお宝を発見

 

今年も暑い夏が終わり、過ごしやすい秋の訪れと一緒に虫の音が聞こえるようになりました。

40年続けてきました草野球を今年はやめようと思い、ユニホームをチームへ渡したのですが、野球をやりたいと云う人がいたので紹介に行ったところ、なんと試合に出ることになってしまいました。打って走って投げたりしたのですが(本当は、打てない走れない投げられない、だから引退です。)汗も余りかかないで済み、気持ちの良い運動が出来ました。

こんにちは、野球が出来る体調に戻った田崎です。今回もよろしくお願いいたします。

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如何でしょうか私のユニホーム姿は、最後だと思うとさびしい気がします。

 

今回は、撚糸資料のお宝を頂いたので、ぜひこの資料を皆さんにも見て頂きたく紹介をさせて頂きます。

昭和47年発行の資料で、なんと43年前に作られていたのです。この資料を見たときには感動と共に、もっと早く出会っていれば、「ファンシーヤーンのことを苦労をせずに理解が出来たのに」と思ったほどです。

 

簡単にですが、この資料のご紹介をかねて、この資料に書かれている、ファンシーヤーンについて、話しを進めて行きたいと思います。

 

ファンシーヤーンには2つあり、紡績で作る方法と撚糸技術で作る方法がありますが、今回は撚糸で作るファンシーヤーンに付いて書いていきます。

 

 1、クレープヤーン

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形状はストレレートに近く、下糸に対し上糸を強く撚ることにより、サラとした糸が出来上がり夏糸に最適です。

 

2、ポーラーヤーン

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芯糸に対し押糸を撚り、さらに上糸でカバーをすることで安定した糸になります。

 

3、ブークレーヤーン

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ポーラーヤーンより糸の遊びを多くして形状を持たせます。

 

4、リングヤーン

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芯糸に対して弛糸を多めに送り凹凸をだし、押え糸を逆方向から上撚りをして形状を安定させます。

5、ノットヤーン

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芯糸を一点で空回りをさせて小さな玉を作り、上から押え糸で形状を安定させて作ります。

 

6、カールヤーン

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撚りの強い糸を弛糸として使い、芯糸に対して多めに送りながら撚糸を掛けるとビリが出来ので、それを押せ糸で形状を安定させて角状の糸を作ります。

 

 撚糸機の図解

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撚糸機の図解もあり、ファンシーヤーンが出来上がる工程も理解しやすく、糸の流れもわかるように説明がされています。

 

まとめ

写真を見て頂いて解るように、この資料の素晴らしい所は、糸があり編地があり、そして撚りの絵まで付いているのでとても分かりやすく出来ています。

紹介をいたしましたファンシーヤーンは、ほんの一部で、まだまだ楽しい糸がたくさんあります。
また、素材の組み合わせで色々な糸を作ることも出来ます。

春夏用であれば麻や綿、合繊などを使い清涼感のある素材が出来、秋冬用にはウール、カシミヤ、アルパカ、モヘアなどの混率の物を使うことで色々な風いの素材が作れます。

お貸し出しは出来ませんが、ご興味のある方は、ご来社の際には是非お声掛け下さい。

 

追記

いよいよ来年の秋冬物の展示会を本社にて10月14日~16日の3日間開催をいたします。
当日は、『ねじりこ体験(かんたんな撚糸)』が出来ますので、皆さん、是非ぜひ、体験をしてみて下さい。

 

今回も最後までお付き合いをして頂きありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。

記事の内容やニットに関することは、お気軽にお問い合わせください

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田崎 一秀

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記事を書いた人

東京都墨田区、スカイツリーの近くで生まれ育ち、現在は埼玉県三郷市に移り住む
趣味は草野球とヘラブナ釣りで、草野球歴は39年、走るのが辛くなりました。最近は近所の川での釣りをすることが多くなりました。
昭和33年生まれ、牡牛座のAB型

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