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最近、街中で雛人形を飾っているのをよく目にしている、営業事務の小柳です。

そうなんですよねぇ~

3月3日は女子の健やかな成長を祈る節句。雛祭り(桃の節句)だからですね。

私もこの時期に両親が雛人形を飾ってくれたことを思い出しました。懐かしいです♪

でもここ何十年も見ていないのでどのような状態になっているか、保存・保管がきちんとできているか気になるところです。

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といことで・・・

前回は衣類用の防虫剤について書かせていただきましたが、今回は雛人形を保存するのにオススメな「人形保存用防虫剤」についてご紹介します。

衣類用の防虫剤についてはこちら>>

虫の被害にあわないために

雛人形にとって衣装をたべてしまう虫たちはとても厄介です。せっかく気に入った雛人形を翌年だしてみると衣装に虫食いの穴が開いていた、なんてことにならないよう「人形をしまう時には防虫剤」という心強い味方がありますが、その前にもっと大切なことがあるのをご存じですか?

それは、雛人形を飾っている最中についた埃を収める前に徹底的に落とすことです。

女雛の裾の凹凸の部分の隙間や袖と胴体の間などにあらゆるところに埃は入り込みます。これら埃をハタキで丁寧にくまなく落とすことでダニの発生を防ぎ、埃目的の虫たちを防ぐことができます。さらには、もしかして産みつけられているかもしれない虫の卵も落としてしまえるかもしれません。

そのため埃をしっかり落とすことが、被害を防ぐための第一歩なのです。

そして、雛人形をしまう時に防虫剤を一緒に収めれば、虫の被害を最小限に防ぐことができるはずです!

人形に使用される防虫剤の種類

人形に使用される防虫剤は大きく分けて4種類あります。

1.樟脳

有臭タイプ。

雛人形でも多く使われる金糸・銀糸や金箔を変色させる恐れがあるので、直接触れないようしてくださいね。

また、合成樹脂を溶かし、プラスチック、特に塩化ビニルやスチロールは腐食や変形する恐れがありますので、プラスチックのお道具にはご利用できません。

2.ナフタリン(ナフタレン)

有臭タイプ。

パラジクロロベンゼンより防虫(忌避)効果は弱いけど、ゆっくり長く効き目が持続するので、1年に一度しか取り出さない雛人形の保管用には向いているようです。

3.パラジクロルベンゼン

有臭タイプ。

独特の臭いを発することで、忌避剤として強力な防虫効果を発揮します。

プラスチック(ポリエチレン、ポリプロビレンを除く)と反応しプラスチックを溶かしてしまう可能性があり、人形の内部や木製品に塩化ビニール系のコーティングがしてある場合も反応する可能性があるので注意が必要です。

4.ピレスロイド系(エンペントリン・フェノトリン製剤)

無臭タイプ。

虫には神経性殺虫成分とし強力に作用します。

屏風の角の金属類(銅の部分)は、濃度が高い場合や直接接触させた場合など変色することがあるので注意してください。

屏風などは風通しのよい場所で湿気をとってから箱にいれ、防虫剤は入れない方がいいようです。

併用してはいけない、種類と組み合わせ

違う種類の防虫剤をお雛様の箱に入れると二種混合により雛人形にダメージを与えてしまいます。

特に、1~3については混合すると「プラスチックと反応してプラスチックを溶かしてしまった。」「防虫剤が液体になり油状のシミ(染み)ができてしまった。」「成分が液状になり、人形の顔に汚れを吸着(付着)させてしまった。」などの原因になりますので、混合使用は避けてください。

4のピレスロイド系はどの防虫剤と組み合わせても問題はないようです。

去年、どんな種類の防虫剤を入れたか忘れてしまったら・・・

二種混合により雛人形にダメージを与えないために、できれば毎年同じ防虫剤を使用するのをオススメします。もし忘れてしまったらどの防虫剤とも相性がいいピレスロイド系を選ぶのが安心策です。

メーカーや商品によって種類が違いますが、『ほかの人形用防虫剤と一緒に使用できます。』という、うたい文句がかいてある商品を選ぶのがよさそうです。

最後に

私たちの会社はニット用毛糸やニットを作っている会社ですが、すべての商品・アイテムに沢山の想いをこめて作っています。

雛人形も作った方の想いだけでなく、代々引き継いできたもの、親から買ってもらったりと人それぞれ異なりますが、そこに想い出が沢山詰まっているのではないでしょうか。

そんな皆様のお持ちの大切で愛着のある雛人形。それだけでなく洋服やニットもメンテナンスをしっかりして、長くご愛用いただけたら嬉しいです。

 

お雛様2

記事を書いた人

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小柳 美代子

こんにちは。自由と自然を愛する事務の小柳です。
いつかは放浪の旅をしたいっ!です。

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