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こんにちは、佐野です!

先日マスク向けにお問い合わせを多数いただいている素材をいくつかご紹介させて頂きました。

その後だんだんあたたかくなってきたこともあり、夏に向けたマスクのご相談を頂くことが増えて参りました。

前回も触れましたが、本日は改めてこちらの素材をご紹介させて頂きます!

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【特別な接触冷感機能】を持ったスポエリーアイスコットン

今回ご紹介する素材はこちら、スポエリーアイスコットンです!

接触冷感機能がついた綿100%、夏場のマスクにはとてもおすすめです。

綿番の35/1、S撚りとZ撚りそれぞれ単糸でストック販売をしております。

この接触冷感機能。通常は専用の薬剤などが用いられ、素材に加工してこの機能を持たせることができます。

しかしこのスポエリーアイスコットンは、スイスのスポエリー社が開発した特許技術により、糸の撚り方の工夫だけで接触冷感機能を持たすことに成功した、エコロジーな素材でもあるんです。

スポエリーアイスコットンの生地、作りました!

先日ご紹介しましたブログでは、マスク用におすすめとしてこちらの素材もあげており、
生地やマスクの生産については工場様をご紹介しますと記載させて頂きました。

しかしその後、このスポエリーアイスコットンに限ってはどうしても生地での販売をして欲しいというご要望を多数いただき、、、こちらの素材のみ、丸編みの生地販売をスタートいたします!

こちらにつきましては動画も作成いたしましたので是非ご覧ください!!

その名は【アイスタッチ】!!

特にマスクにおすすめできるような生地を作成、アイスタッチという商品名に決定しました!

マスクにおすすめしたい=内側、肌にあたる部分は当然接触冷感機能を100%活かしたい、加えて若干のストレッチ性を持たせ、より顔回りにフィットするような生地にすると良いのでは、、
という発想から、あえてポリエステルのストレッチ素材を表面にプレーティングし編み立てた生地になります。

生地の詳細はこちら!

気になる生地の詳細はこちらに記載いたします!

 

●編み組織:天竺

 

●混率:綿75% ポリエステル25%

※上記の通り、スポエリーアイスコットンとポリエステルのストレッチのプレーティングです。

肌にあたる内側にスポエリーアイスコットンがくる設計となっております。

 

●1反=巾130cm × 長さ約40m

1反単位での販売となりますが用途に合わせメートル単位での販売のご相談も承ります。

 

●単価

ブログ上で単価をお伝えすることは出来かねますが、お使い頂きやすい価格設定にしておりますので弊社スタッフまでお気軽にお問合せください!

こんな感じの生地見本資料も作成いたしましたので、資料請求につきましても是非お気軽にご連絡いただければと思います。

さらに!!

アイスタッチの資料に載せております色番4色のみ、抗菌防臭機能も追加いたしました!

より安心してマスクにお使いいただけることと思います。

接触冷感機能とは??

そもそも接触冷感機能とはどういうことでしょうか?

商品紹介は以上となりますが、参考までにこちらもお読みいただければと思います。

 

接触冷感機能とは、その名称からイメージできるように、肌に触れたときに冷たさを感じる、という機能です。

もう少し詳しくお話ししますと、正式には【接触冷温感機能】と呼ばれ、生地や糸、製品のもともと持っている表面の温度が肌に触れたとき、
その熱が肌へ伝わる速度をから接触冷温感機能の有無を計測します。

今回で言うと“接触冷感”、即ちスポエリーアイスコットンの表面のひんやりとした冷たさがいかに早く伝わるか、という事になるのですが、今回改めて試験を行ったところ素晴らしい結果が得られました。

少し専門的なお話になりますが、今回ご紹介するにあたり試験の方法や合格基準も勉強いたしましたので、こちらもご紹介いたしますね。

接触冷温感試験の方法と合格基準

この機能の試験を行う方法と合格基準は以下のようなものでした。

・生地の表面温度+10℃の熱源に触れさせる

・熱源に生地の表面温度が伝わるまでの速度を計測

・この速度の数値はキューマックス値と呼ばれ、0.1以上の数値で合格、接触冷感機能が認められる

ここでスポエリーアイスコットンを使用した生地、アイスタッチの試験データを見てみてください。

スポエリーアイスコットン、または接触冷感機能の素材をこれまでにご使用されたことのある方々はなじみがあるかもしれませんが、
昨年10月にJIS規格が改訂されるまでは、合格基準値は0.2以上とされておりました。

これは単に基準が下がったわけではなく、試験する際の熱源も+20℃での設定とされておりましたためだそうです。

数値の理解は私も難しかったのですが、分かりやすく言いますと、
今回得られた0.166という数値を昨年までの試験内容に当てはめると、2倍の0.332という数値となる、ということなんです!

これは今までの経験上でも得られなかった驚きの数値です。

マスクをした際のひんやりとした冷たいタッチの実現が見えて参りました!

まとめ

長々とご説明させて頂きましたが、以上夏場のマスク向けにたくさんのご要望を頂きました接触冷感素材の生地についてのご紹介でした。

新型コロナウイルスの感染拡大が終息することを祈るばかりです。

そんな中で丸安毛糸の素材も少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。

 

それではまた次回!

記事を書いた人

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佐野 貢士

ミリタリーをはじめ、ヴィンテージのセーターとロックンロールが大好きです。
ギター歴15年、編み物歴は10年になります。
このブログでもニットとロックを絡めた内容で書いていきたいと思っています。
宜しくお願いします!

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