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こんにちは、佐野です!

 

先日お客様よりこんな問い合わせを頂きました。

「ラスターウールってなんですか?」

 

、、、え、何ですかそれ!?って言ってしまいました。

恥ずかしながら全く初めて聞く言葉で、なんのことかも全くわからず、すぐ紡績メーカーさんに電話して教えて頂いた次第です。

 

簡単にまとめてみましたので、このブログでもご紹介できればと思います。

 

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ヒツジの“品種”ではない??

ラスターウールと聞いて、わからないながらも最初に頭に浮かんだのは羊の品種のことではないか!?ということでした。

品種とは、メリノとか、ポロワースとか、シェットランドとかのこと。

近年では〇〇マイクロンだとか、それぞれのウール原料の特徴をうたった糸作りも多くなってきたことと、
原産地証明をはじめとした証明書が必要になるケースが多く、
羊の種類まで突き詰めてお話しさせて頂く機会も増えてきたように思います。

なので、初めはこの線で調べてみたのですが、
結果的には具体的な羊の品種、種類を指すのではなく、もう少し違った意味合いでした。

 

答えは毛質を表す言葉でした!

諸々調べ教えて頂いた結果、ラスターウールとは、羊のある“毛質”を表す言葉だということがわかりました。

簡単に言うと、“太くて長く、ストレート”な毛質を持つ羊の事を言うそうです。

太さのマイクロンは30マイクロン前後。

一般的なメリノウールが20.5マイクロン前後で、最近の上質なものだと17.5マイクロン、16.5マイクロン等が出回るほどですので、
かなり太めな原料であることがわかります。

別の言葉では、“長毛種”という言葉も使われるそうです。

 

品種、種類という言葉を多用してしまいましたのでわかりにくかったかもしれませんが、
ラスターウールとは、太くて長く、かつストレートな毛質を持った羊を指し、
その中にいくつかの羊の品種が存在する、ということになるようです。

 

その中でも代表的な羊は英国羊毛種の中のリンカーンという品種だそう。

調べると画像もたくさん出てきますので是非検索してみてください。

 

太い毛質を持つことから、はやり英国羊毛種に多いようですね。

他にはオーストラリア産の羊にもいくつか種類が存在するようです。

 

こんなニットアイテムにおすすめ!

繰り返しになりますが、太くて長く、ストレートな毛質という特徴を考えると、
チクチクしない柔らかなセーターを目指すには難しそうですね。

糸自体も粗い形状となり、番手も24番前後ぐらいの比較的太いものにむいてくるのだと思います。

粗い毛質のため、チクチク感は否めませんが、ストレートな毛を用いるため、きっと編地の見た目は綺麗な感じに仕上がるかと思います。

ということは!古着屋さんなどでみかけるヴィンテージのセーターの復刻にはもってこいですね!!

あの太くて粗い感じを現代でも再現したい、という企画が上がりましたら是非ラスターウールというキーワードを思い出してみてください。

 

まとめ

以上、今回はラスターウールという言葉を初めて知ったことをきっかけに色々調べてみました。

いかがでしたでしょうか。

羊一つをとってもまだまだ面白さがたくさんあり、知れば知るほどものづくりの幅が広がるような気がします。

 

今回初めて聞いた言葉で調べてみた結果ですので、、、全然違うよ!とか、こんな意味もあるよ!とかありましたら是非教えてください!

 

それではまた次回!

記事を書いた人

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佐野 貢士

ミリタリーをはじめ、ヴィンテージのセーターとロックンロールが大好きです。
ギター歴15年、編み物歴は10年になります。
このブログでもニットとロックを絡めた内容で書いていきたいと思っています。
宜しくお願いします!

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