ウール（羊毛）100％のニットはなぜ縮むの？

こんにちは八木です。

最近パソコン見すぎ運動不足に寒さも加わって肩こりがひどいです。皆さんはストレス解消にどんなことされていますか？手軽な運動などあれば教えてください～。

さて、今回はニットが縮んでしまう原因についてお話しをしたいと思います。これを読めば、お洗濯の時も何に気をつければいいのかわかるはず！

毛糸にはスケールとうものがあります

毛糸の表面は、スケールと言ううろこで覆われています。人間の髪の毛のキューティクルのようなものです。

このスケールが縮むもとなのです

毛糸のニットはなぜ縮むのか？

これは、先ほどご紹介したスケール（うろこ）に深い関わりがあります。

このスケールが摩擦で絡み合うことによって、ニットは縮んだり毛玉が出来たりするのです。

素材によってスケールの大きさや形が違います

上の写真は、素材の拡大写真です。

並べてみるとそれぞれスケールの形や大きさが違いますね。

カシミヤ

カシミヤの毛は獣毛の中でも特に細く、スケールも小さいので突起物の引っ掛かりも少なく、縮みにくいです。

モヘア

モヘアの毛はスケールの溝が浅く、絡みにくいので縮みにくいです。

 

アルパカ

アルパカの毛はカシミヤやモヘアに比べると少し太いのですが、スケールが細いので比較的縮みにくい素材ですが、摩擦が多いと縮みますのでご注意下さい。

 

羊毛（ウール）

ウール(羊毛)は、比較的スケールが大きく絡みやすいので縮みやすい素材になります。

 

 

 

まとめ

なんとなくウールのニットが縮む理由をご理解いただけましたでしょうか。

どうしても家でお洗濯したいという場合は、とにかく摩擦を少なくすることです。洗濯機で回したり手で揉んだりせずに、やさしくやさしく取扱ってください。また、家庭での手洗いはニットの風合いを損ねる可能性があるので、そちらも十分ご注意下さい。