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こんにちは。

先月、入社以来初めて、ニット製品をコンテナ1本独占して船で輸入しました。
通常とは違うアレンジが必要でしたが、フォワーダーさんのご協力のおかげで、
無事に納品する事が出来、一安心致しました。

さて今回は,船で輸入したニット製品のスケジュールのやりとりに出てくる
”デバン” を挙げてみたいと思います。

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1.輸入にでてくる “デバン” とは

デバン → デバンニング→ DEVANNING

コンテナから中の貨物を取り出す事です。

( 逆が バン二ング → VANNING コンテナに貨物を積み込む事です。)

 

2.輸入のどの段階で ”デバン” するの?

ニット製品を載せた船が港に到着

↓ ↓ ↓

船に積まれているコンテナを降ろし、CYと呼ばれるコンテナーヤードに運ばれる。

(CY : Container Yard )

船が港に到着し、陸揚げされたコンテナには、

主に混載貨物LCLのコンテナと一本コンテナ貸切のFCLコンテナと呼ばれるものがあります。

通常、私共が輸入する貨物は 混載貨物 LCL コンテナ (複数社でコンテナスペースを共有)です。

(LCL : Less than Container Load  /   FCL : Full Container Load )

↓ ↓ ↓

CY (コンテナヤード)からCFSと呼ばれる上屋へコンテナを運ぶ

たくさんのコンテナが保管されているコンテナヤードから該当コンテナを上屋(うわや)へ運び出します。

(CFS (Container Freight Station))

時期により、この該当コンテナを引くのに専用輸送車が長ーい列を作って並ぶので、なかなかコンテナを上屋へ運ぶ事ができず、

時間だけが過ぎて、輸入申告になかなか入れない事もしばしば。

上屋で デ・バ・ン します

コンテナを開け、中身をばらしていきます。

= 1本のコンテナの中に弊社の荷物と他社分が入っているので、コンテナを開け各荷主へ振り分けます。

※ LCL 貨物 ( コンテナ内の一部のスペースを占有=複数社で1本のコンテナスペースを共有)の場合、

船が港に到着後、陸へ降ろされてコンテナヤードに運ばれたからといって、直ぐに通関に入れません。

まず、各受取り人毎に振り分けられて初めて輸入申告に入る事ができます。

一方、FCL貨物(コンテナ1本貸切)は、コンテナ荷物をばらす必要がないので(すべて同じ受取人の為)、

LCL貨物に比べて輸入申告に入る事が出来るタイミングを早くする事が可能です。

終わりに

デバンとは、混載貨物のコンテナを輸入申告前に行う作業でした。

船での輸入では、本船入港にデバン日が決まるのですが、天候等で港混雑でデバン日が予定より遅れることがあります。

船が港に到着して安心ではなく、その後の輸入申告や納品までのスケジュール組みも大切と感じるこの頃です。

 

では、また。

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