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夏の猛暑がやっと去り、今年の秋の立ち上がりは例年に比べ早く秋らしい日々が続くようになってきています。

ただ、台風や地震と言った自然災害が多いのが残念です。

こんにちは丸安毛糸の田崎です。朝晩が涼しくなって来たこの季節を皆様はどの様にお過ごしですか。

私は千葉県市川市の江戸川の河口でハゼ釣りを楽しみ、美味しくいただきました。

 

今回はニットの化学繊維素材の中で一番人気のポリエステルをご紹介いたします。

ポリエステルは化学繊維の中でも合成繊維に入り、石油を原料に化学的に作られた原料です。

 

目次

1、種類

2、性能

3、まとめ

 

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1、種類

①ポリエチレンテレフタレート(PET)

一番多く商品化をされているポリエステルで、ペットボトルなどにも利用をされているPET樹脂を繊維にした原料で、ポリエステルと一般的に言われているのがこのPETのことです。

この原料が多く使用をされているのは、衣料用の原料としてメリットとなる性能があることと、原料価格が安いことにあります。

②ポリトリメチレンテレフタート(PTT)

PTTの特徴は形態安定性と柔らかさがあり、回復性と収縮性がありませ。

常温での染色が可能なので風合いを損なうことがありません。

③ポリ乳酸繊維PAL

ポリエステルの仲間に入りますが、PALはトウモロコシを原料にした合成繊維です。

地球にやさしく時代に合った素材です。

 

 

2、性能

長所

①乾湿時でも変化をしないため耐久性に優れ、ナイロンに次ぐ強度があります。

②速乾性にすぐれています。

③熱に対する強さは合成繊維で最も優れています。

④摩擦に強い繊維です。

⑤弾力性があり暖かく、着心地が良い。

⑥屈折強度にも優れています。

⑦ハリ、コシを出すこともできる原料です。

⑧縮が少なく安定をしていますので、家庭で洗濯も可能です。

⑨熱セット性が良く、セットをされると伸び縮みが無く、編地に安定性が出ます。

⑩他の繊維ともなじみやすく、撚糸素材や混紡素材にも優れています。

短所

①他の繊維にくらべ染色が難しい。

②混紡素材では毛玉が出来やすい。

 

まとめ

ポリエステルは原料100%素材のものは年間を通して使用をされ、混紡素材にも撚糸素材にも優れた原料です。

1枚目の写真は1/60プルーフプラスアルファとプルーフプラスストレッチで共にポリエステル100%になります。

2枚目の写真は2/36リネンシャワーで、リネン70%ポリエステル30%の混紡糸で、リネンの風合いを生かしつつ膨らみと軽さがあります。

3枚目の写真は1/50パティオで、アルパカ30%ポリエステル70%になりますが、混紡糸をポリエルテルで押え、アルパカの風合いを生かしつつ、強度を持たせています。

ポリエステルの長所と欠点を理解して頂き、良い製品作りのお役にたてれば幸いです。

今回も最後までお付き合いをいただきありがとうございました。

記事を書いた人

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田崎 一秀

東京都墨田区、スカイツリーの近くで生まれ育ち、現在は埼玉県三郷市に移り住む
趣味は草野球とヘラブナ釣りで、草野球歴は39年、走るのが辛くなりました。最近は近所の川での釣りをすることが多くなりました。
昭和33年生まれ、牡牛座のAB型

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