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こんにちは、丸安毛糸の阿部。東京の桜はあっと言う間に満開になり、あっと言う間に散ってしまいましたね~。この4月に入社した新社会人のみなさんは沢山覚えることがあって大変でしょうが、頑張ってください!さて、今回は経理の基礎知識の一つ損益計算書のことを書いてみました。

目次

  • 決算書とは、損益計算書とは?
  • 損益計算書の見方
  • まとめ

 

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決算書とは、損益計算書とは?

決算書は主に、貸借対照表と損益計算書ことを指します。前者の貸借対照表は会社の財産や借金の状況を表しています。後者の損益計算書は会社の売上、仕入、経費を表し、会社がいくら儲けたが解ります。   簡単に説明しますと、「りんごを50万円で仕入れました。それを100万円で売りました。儲けが50万円ありました。仕入に行くのにガソリン代が10万円かかりました。残りはいくらですか?」こんなに簡単ではありませんがこれが損益計算書です。
前者の貸借対照表とこの2種類の書類を主に決算書と呼びますが、この他にもキャッシュフロー計算書や株主なんちゃらとかありますが、貸借対照表、損益計算書この二つを知っていれば、ほぼ大丈夫です。

損益計算書の見方

20170518-2

さて、かなり割愛しました損益計算書ですが、これを使って説明いたします。先程、説明した、りんごを使って説明いたします。
〇×商店は今年一年で、りんごを50万円分しいれました。それを100万円で売りました。その結果・・・・

1)売上総利益(粗利)とは

 売上高から仕入高(売上原価)を引いて得た額を「売上総利益」として表示します。いわゆる粗利とも言います。中小企業の粗利率はかなり古いデータですが、製造業24.6% 卸売業20.6% 小売業37.7%となっておりますが、皆さんの会社はどうでしょうか?とにかくこの、売上総利益(粗利)が会社の儲けのベースとなるのです。〇×商店の粗利は50万円で、粗利率は50%でかなり優秀な企業です。

2)営業利益とは

 売上総利益から販売費及び一般管理費(経費)を引いたのを「営業利益」といいます。販売費と一般管理費には、給与、水道光熱費、旅費交通費、広告宣伝費などなど事業をするにあたり必要な経費が全て含まれます。営業利益は本業の利益を示すもので、金融機関は特に注意してみています。〇×商店は一年間で10万の経費を使ったので、営業利益は40万円でした。

3)経常利益

 〇×商店さんはかなりのやり手でして沢山不動産をもっていて家賃収入があります。これを営業外収益といいます。また、お金を借りて支払った利息は営業外費用と言います。どちらもりんごを売る本業とは別のことなのでわけているのです。〇×商店の営業外収益と営業外費用の差が5万円で5万円減って経常利益は35万円です。

4)税引前当期純利益

 特別利益とは株などを売却して得た利益、特別損失は自然災害などによる損失などその年にあった一時的な損益を示します。特別利益と損失の差が5万円あったので、税引前利益は30万円になりました。

5)当期純利益

 いよいよゴールが見えてきましたよ!この「税引前利益」から「法人税、住民税及び事業税」などを引いたのが、「当期純利益」です。これが〇×商店の一年間の儲け「成績表」になるのです。〇×商店は最終的に一年間で18万円の儲けとなりました。

まとめ

いかがでしたか?この春から経理担当になった方や新社会人の人たちに少しはお役に立てればと思い書きました。是非、参考にしてください。

記事を書いた人

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阿部 充寿

会社では、経理・総務を担当。無趣味が趣味なのが自慢の1971年生まれのおじさんです。毎年、健康診断の結果がオールAなのが唯一の自慢です。ただそれだけです・・・・それだけです・・・・

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