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こんにちは、佐野です!

 

近年、ポリエステルの加工糸って言葉をよく耳にしますよね!!

ニットアイテムでも人気が出てきているようで、馴染みのある糸になってきました。

実は以前、この“ポリエステル加工糸”についてのブログを書いたのですが、どうも私の知識不足だったようでして、、、

このときは、ポリエステルを染色する工程でのことで、いわゆる“カチオン加工”について、まとめておりました。

その時の記事はこちらです。

ポリエステル加工糸って言葉をよく耳にしませんか?通常のポリエステルとの違いとは

実はこの時、私はポリエステルの加工糸=カチオン加工だと認識しており、この記事を書いたのですが、
いやいややっぱり長繊維の世界もまだまだ奥深く、私のこの認識では全然足りておりませんでした。

 

ポリエステル加工糸について、新たな知識を得てきましたので、ご紹介したいと思います!

 

目次

  • 仮撚り(ウーリー加工)を知りました!
  • 仮撚り(ウーリー加工)とは
  • 工場も見せて頂きました
  • まとめ

 

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仮撚り(ウーリー加工)を知りました!

仮撚り。そのまま“かりより”と読みます。

この言葉でネット検索すると、たくさん用語解説が出てきました。笑

恥ずかしながらまったく知らなかったです。

前回ご紹介したカチオン加工よりも、この仮撚りの加工をしたポリエステルの方が、近年ポリエステル加工糸と呼ばれるそれに当てはまるのだと思います。

この仮撚り=ウーリー加工について、今回はご紹介いたします!

 

仮撚り(ウーリー加工)とは

簡単に言いますと、ポリエステルの、細く扁平な“生糸(なまいと)”の状態から、
熱と撚りを加え、膨らみを持たせる加工です。

膨らみを持たせることで、バルキー性が生まれウールの様な見た目となります。

 

下の画像で、加工前と加工後の糸の状態を見てみてください!

右が加工前の生糸の状態、左が熱と撚りを加え、膨らみを持たせた加工後の状態です。

膨らみの違いは一目瞭然かと思います。

 

工場も見せて頂きました

今回は生糸から仮撚り糸が生まれるその工程も見せて頂きました!

加工前のポリエステルの生糸がセッティングされた状態です。

見にくいですが、糸は画像上部、天井付近を通って次の工程であるヒーターへと繋がります。

これが熱を加えるヒーターです。

生糸が天井付近を通り、このヒーターへと降りていきます。

そしてこれが撚りをかける工程になります。

ローラーのついたパーツがお分かりかと思いますが、これが撚りをかけるアタッチメントです。

これが驚き!!

糸に撚りがかかったらなんと今度は床下を通り、コーンアップされていきます。

天井も床も使うという、とても大きな設備が必要なんですね。

まとめ

以上、ポリエステルの加工糸である、仮撚り糸が生まれる工程でした!

今回見学させて頂き、一つ驚きだったことは、こういった加工場さんたちは、ご自身たちが作られた糸がどのように使われているかを全く知らないと仰っていたことです。

私も、普段扱っている糸がどのように作られているのか、知らない事ばかりですが、こうして見学させて頂くだけでなく、
最終的なアイテムの写真や実績など、もっともっと現場の方にも紹介できたらなと思います。

 

ではまた次回!^^

記事を書いた人

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佐野 貢士

ミリタリーをはじめ、ヴィンテージのセーターとロックンロールが大好きです。
ギター歴15年、編み物歴は10年になります。
このブログでもニットとロックを絡めた内容で書いていきたいと思っています。
宜しくお願いします!

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