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桜橋

みなさんこんにちは!やっしーです!!

春が訪れて綺麗に咲いていた桜も葉桜になってきましたね!私の地元でもある墨田区には隅田川沿いに桜が満開に咲くお花見の名所がございます。でも、今年はお花見をしなかったなー。。皆さんはお花見を楽しみましたかっ?!

今回のテーマは再生繊維ポリノジック。ブラウスなどによく使われる素材です。
それでは、特徴を見ていきましょう!!

 

目次

  • ポリノジックの誕生
  • ポリノジックの特徴
  • 最後に

 

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ポリノジックの誕生

当時、人間の手によって大量に生産されるようになったレーヨンも、性能的にはまだ決して十分なものとは言えませんでした。従来の綿に比べても強度が弱く、濡れるといっそう弱くなってしまいます。そこで何とか同じ再生繊維でもそうした欠点のない新しい繊維はできないものかと、さまざまな研究が進められました。
そこで生まれたのがポリノジックです。ポリノジックの原料はレーヨンと同じ木材パルプですが、繊維を作り出す方法が異なり、出来上がった製品の表情も変わってきます。

ポリノジックは原料面ではレーヨンと同じになりますが、性能が異なるため、レーヨンとは区別されポリノジックと呼ばれています。

 

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ポリノジックの特徴

コットンライクな風合いを持つポリノジックは、吸湿性がよく、染色性もよいといった、レーヨンのよい面と同時に、レーヨンよりも優れた点がいくつかあります。

《伸び縮みしない》

ほとんど伸び縮みせず、寸法安定性に優れています。

《強くてコシがある》

綿に相当する強さがあり、特に濡れた時の強さは、レーヨンに比べて大幅に改善されています。繊維が強いので細番手の糸がひけ、繊細な生地を作ることができます。

《美しく汚れが落ちやすい》

繊維の断面が円く、表面がなめらかなので、光沢があり絹のような外観があります。また油汚れがついても洗うとすぐ落ちます。

以上のように、寸法安定性がよく、濡れた時の強度低下もありません。また繊維の表面が美しく、光沢があり、サラッとした肌ざわりを持っています。

そんなポリノジックにももちろん、デメリットもあります、、、
レーヨンに比べて、水に濡れても強度は落ちないものの、やはり、水洗いすると縮んだり型崩れを起こす場合があります。また、シワになりやすいというのも欠点の一つです。

最後に

ポリノジックのもう一つの特性は、価格面での経済性にあります。綿は細くなればなるほど割り高になりますが、ポリノジックは人造繊維なのでほとんどかわりません。こうした特性を活かして、ポリノジックはいろいろな用途に進出しています。が、しかし、、ここまでポリノジックについて書いてきましたが、残念ながら現状、ニット用としてのポリノジック素材は確認できていません。。。このブログが引き金となってポリノジックブームが到来することを予想すると、早急にニット用ポリノジック素材を開発しなければ!!かもですね。

ポリノジックやレーヨンなど人造繊維が開発されて100年余りの年月が過ぎました。現代の科学は光のようなスピードで進歩しています。いつか人がカシミヤを科学的に生産できる日が来るかもしれませんね☆

それではこの辺で!また次回もよろしくお願いします。

記事を書いた人

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丸安毛糸 編集部

アパレル会社・企業向けにセーター用の糸と製品の販売を行っている丸安毛糸株式会社です。
素材セレクトから、製品化に至るまで、トータルでサポート致します。
皆さんと一緒に、皆さんの想いをカタチに致します!

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