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こんにちは、大久保千聖です。丸安毛糸には島精機製作所のSDS-ONEがあります。SDS-ONEとは、ニットの編み柄を作成することができたり、さまざまな編地のシュミレーションができるニット企画をするのにはとても便利は機械です。今回はそのSDS-ONEを利用した配色のシュミレーションをやってみました。

目次

  • 配色シュミレーションとは
  • 配色の応用と便利な機能(トレンドカラーを活用しよう!)
  • まとめ

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配色シュミレーションとは

配色シュミレーションの手順をカンタンにご紹介します。
①まずはスキャナで柄を取り込みます。
②取り込んだ柄の色を整理します。
③配色を決めます。
④機械がシュミレーションしてくれます。

 

はい。とてもカンタンですよね。編み地があればすぐにできます。
(編地がない場合は、編地を作成することもできますよ。)

今回使用する柄はここら↓

この柄は、フィレンツェでおこなわれた糸の展示会PITTI FILATIで見つけたものを参考にしました。
木の柄に花のプリントを施した、ジャカード柄+プリントを組み合わせたものです。かわいい~♪
ジャカード柄とプリントを合わせたニットもあまり見かけないので、新鮮に感じました。

ベース(ブラウン)には、「ナウシカ」という極細のブークレーヤーンを使っています。ストレートヤーンを使うよりも、ふっくらと立体的な編地に仕上がります。立体感が生まれると高級感も増しますね。

木の部分(オレンジ)には、丸安毛糸の人気素材「バルーン」を使用しました。
「バルーン」は2017-18秋冬からきれいな新色を増やしました。より配色に使いやすく、目を引くようなニットや新鮮な色合いが提案できます。
プリントの色は、白にしましたが、箔プリントなども良さそうですね。

 

配色の応用と便利な機能(トレンドカラーを活用しよう!)

この配色シュミレーションには便利な機能があります。
自動配色と呼ばれる、勝手に機械が配色を選んでくれます。そうです!配色を考えなくてもいいのです。
例えば、写真などの画像から色を抽出してくれる機能もあります。

今回は、この自動配色をさらに応用させて使ってみました。自動配色には予め登録した色で配色を組んでくれる機能もあります。

サンプル帳の色であったり、企画マップに使われている色だったり、打ち出したい色などなどさまざまな色が使用できます。

わたしは、PIITIFILATI79でもらえるトレンドカラーチャートを使いました。
↓こちらが、2017-18秋冬のトレンドカラーです。

手順は①色を取り込む。測色計という機械を使います。機械が自動的に色を認識してデータにしてくれます。

赤丸部分のところ、トレンドカラーが登録されました。

あとは、②自動配色のボタンを押すだけ、そして③更新のボタンを押すたびに配色を作ってくれます。
機械がランダムに配色を作ってくれるので、自分では思いつかないような配色がでてくるのが楽しいです。
私は気に入った配色を選ぶだけです。

↓こんな感じで出てきます。

 

あっという間にたくさんの配色は作れました。
キレイな色がたくさんあると気分も晴れやかになれます。

↓紙に印刷しましたが、陰影がついて編地のように見えるクオリティーも素晴らしいです。

この方法だと、トレンドカラーの情報がばっちり活かせますね!!

まとめ

ニット企画に便利な配色シュミレーションでした。とてもカンタンなので配色を考えることがとても楽しくなります。
企画段階のプレゼンの資料や、別注色対応の資料などのプレゼンテーションや展示会にも使用できると思います。
「ちょっと配色やってみて。」となどお気軽にご相談いただけば嬉しいです。

記事を書いた人

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大久保 千聖

小さい頃から編み物が大好き!文化服装学院ニット科を卒業後、丸安毛糸に入社。ニットに関する知識や情報がアイディアのきっかけになればと思っています。
また大好きな編み物の楽しさを多くの人に広めたいと手芸ブランド「60ろくまる」を立ち上げました!

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