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昔から大事にしているニットはフルファッションで編まれたイギリス製でした。

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ニットに関する質問受け付け中!!

 

皆さんこんにちは、丸安毛糸の中谷です。

先日、自宅で衣替えの整理している時に、昔から大事にしているニットが出てきました。

当時、とても高額なため、購入する際、何着も試着して選んだ1着が上記の写真のニットになります。

今回は、そのニットについて皆さん、ご紹介したいと思います。

目次

  • 目次1 そのニットのブランドは??
  • 目次2 こだわりの技術
  • まとめ

 

その1 そのニットのブランドは??

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イギリス発祥のジョンスメドㇾー(JOHN  SMEDLEY)というブランドになります。

銀座にあるお店のショーウインドが上記の写真になります。

その歴史は、1784年、イギリスダービシャ州マトロックのリーミルズにて、クリミア戦争での献身的な看護活動で知られるフローレンス・ナイチンゲールの叔父にあたるピーター・ナイチンゲールと共同経営者のジョン・スメドレーによって設立。

リーミルズに流れる小川にかかるリーブリッジ付近に工場を構えることで、動力と一定の流水が手に入り、理想的な工場の場となりました。

設立当初は綿花の紡績、生地の生産のみを行っていたが、18世紀の終わりころより靴下の製造を初めとする編み物もおこなうようになります。

この頃から、実質上、ジョンスメドㇾ-が工場の単独経営者となっていきます。

1819年、ジョン・スメドレーの息子にあたるジョン2世が6年間の修行を経た後24歳で経営を継ぐことになります。

先見の明を持ち「製品を完全に仕上げる為に必要な全行程は一貫して工場内で行い、原料には最上級の品質を用いるべき」という理念を掲げて工場の近代化と拡大を図っていきました。

1875年のジョン2世の死を機に、事業は従兄弟であるJ.T.マースデン・スメドレーが引き継ぐことになりますが、2年後の1877年に彼が亡くなると、会社はJ.T.マースデン・スメドレーの息子が引き継ぎました。

その後、70年近く経営をおこなっている時代に、最新の編み機を採用し、また下着の生地から水着やナイトウエアへの製造を行うなど、事業を拡大させていくことになります。

これが基盤となりニットウエアを世界へ進出させる事になりました。

思っている以上に歴史のあるブランドに驚きました。

その2 こだわりの技術

染色された糸をドローイング、スピニング、ワインディング、ツイスティングの主な4つの工程を経て、細かな撚糸に仕上がってきます。

そして二ッティングにおいては、他社よりも編目の細い30ゲージまで編むことが出来るのが特徴です。

1877年に「コットン・パテント」というフルファッション編み機を設置し、これにより繊維を切断することなくボディパネルやスリーブなどのパーツを少しの狂いもなく編みたてることが出来るようになりました。

編みあがったボディパネルやスリーブは、リンキング仕上げを熟練した職人により手作業で縫い合わせられ、欠点の無い、綺麗な継ぎ目に仕上げられます。

仕上げも熟練した職人によりおこなわれ、首まわりは手作業で1点ずつカットし、襟のリブはひと編みずつ手作業でボディに縫い合わせていきます。

この他、ラベルの縫いつけ等、さまざまは工程が手作業でおこなわれます。

プレスは型崩れをしないように3度おこなっています。最初は型に着せてプレス、次に寸法をあわせてプレス、最後はフラット・アイロンという重量のあるアイロンでプレスをして完成となります。

各工程における熟練した職人の丁寧な仕事によって、時代を経ても変わることのない、ジョンス・メドレーとしてのニットのクオリティを守り続けているんだろうと思います、

まとめ

今回、昔から大事にしているニットを通して、ブランドの歴史やモノ作りのこだわり方といったことを、調べるよい機会となりました。

これからも、大事にしている何か?について、調べてみるのも面白いと思います。

機会があれば皆さんに、ご紹介できればと思います。

それでは次回また。

 

 

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中谷恒夫

中谷恒夫

ニットアドバイザー丸安毛糸株式会社
1970年11月30日生まれの いて座 プライベートの時間は 愛犬のクリーム(キャバリア)と一緒に過ごしています

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