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こんにちは、佐野です!

 

前回、先日愛知県の一宮市へ出張へ行った際にお伺いした紡績メーカーさんでのレポートとして、梳毛糸の紡績工程のうち、一番最初に行われる“混紡”について書かせて頂きました。

今回はその続きで、“前紡”と呼ばれる工程をご紹介いたします。

前回の記事はこちらです。↓↓

ニット糸の生産の要!紡績工程における“混紡”についてのお話です

ぜひこちらをお読みになってから、今回の内容に触れていただければと思います。

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目次

・混紡工程のおさらい

・梳毛糸紡績における前紡とは

・まとめ

 

混紡工程のおさらい

前回の内容を少しおさらいいたします。

まず、梳毛紡績は混紡→前紡→精紡という大きく分けると三つの工程に分かれます。

混紡とは紡績前の“原毛”と呼ばれる各素材の綿(わた)を何度もすり合わせ、実際に作る糸の混率を決める一番最初の大事な作業になります。

ここで仕上がった、定めた混率の綿を使用して、次の工程である“前紡”に移ります。

 

梳毛糸紡績における前紡とは

紡績工程の2番目に行われるこの“前紡”では、綿(わた)をゆっくりゆっくり延ばしながら繊維を均していきます。

ここで完成するのが、少し身近な言葉で言うと、“スライバー”や“篠(しの)”と呼ばれるあの太くふわふわな無撚状態の糸です。

※正確には紡績前ですので、“糸”とは呼ばれないかもしれません、、、

スライバーとはこのような形です。

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そして、このスライバーは前紡工程においてはこのように巻き上げられています。

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いかがでしょう。見るからにふわふわで繊維が均等にならされているのがご想像できるかと思います。

とてもきれいですよね!^^

このきれいなスライバー状態になるまでなんどもなんども同じ作業が繰り返されます。

そしてこのスライバーをもってして、最後の“精紡”の工程へと引き継がれます。

ここまでが梳毛紡績における前紡工程です。

 

まとめ

今回は以上になります!

混紡、前紡と梳毛の紡績工程ではかかせない内容ですが、調べてもあまり出てこない部分なので、少しでも興味をお持ちいただけたら幸いです。

次回は最終工程である“精紡”について書かせていただきます。

お楽しみに!

それではまた次回^^

記事を書いた人

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佐野 貢士

ミリタリーをはじめ、ヴィンテージのセーターとロックンロールが大好きです。
ギター歴15年、編み物歴は10年になります。
このブログでもニットとロックを絡めた内容で書いていきたいと思っています。
宜しくお願いします!

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