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ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて④ どうやって一着を編んでいるのか

どうやって一着を編んでいるのか?

ニットに関する質問受け付け中!!

はい!どうも皆さんこんにちは。飯島です。
寒くなってきましたね。寒さも当たり前になり徐々に冬に近づいてきました。
先日のブログでもお話しましたが、起きる時にはまだ外は暗く、、、。これまでよりも一段と日の出が遅くなり、朝焼けの中、なかなか出れずに布団でもぞもぞしています(~_~)
時間の感覚も冬支度。太陽も定時上りで一日が短くなったように感じます。

 

最近の私の出来事になりますが、こんどは休日に長野へと行ってまいりました!
善光寺から戸隠神社へ向かい蕎麦を食べての、定番コース!行ってきましたよ。(゚Д゚)ノ

 

あいにく出発の天気は雨だったのですが、上信越自動車道から長野へ入ると天気も穏やかになり、到着してから傘もいらずに観光を楽しめました。戸隠は初めてだったのですが雰囲気のある霧の中、思いのほか歩き(仲間のペースが速い)汗をかきながら神社の奥社へ到着!しっかり参拝してパワーをもらって帰ってきました!

IMG_20151108_140002

 

 

奥社って響きがいいですね、高野山の奥の院への道も好きですが、奥へ奥へと山の中へひっそりと向かう道のりの静寂は気持ちが落ち着いていきますね。

 

IMG_20151108_141443

 

 

さて、前置きが大変長くなってしまいましたが、今回はホールガーメントが無縫製である理由と袖付けについてお話をしたいと思います。

 

ホールガーメントの最初は

前回のブログでは、ホールガーメント誕生のきっかけの話をお話しました。
ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて③ 手袋からセーターへ

 

少しおさらいしますと。。

手袋編機を作っていた(株)島精機製作所。アイデアマンの島社長の逆転の発想でセーターを作れないかと閃いたのでした。

軍手

 

前回もご紹介しました、こちら↑の写真をご覧ください。

 

手袋の小指・親指を袖と見立て、中3本指から手のひらまでを胴回りと見立てると、セーターのように見えますよね。
手首を衿とするとタートルネックのセーターになるでしょうか。
このように手袋をひっくり返すとイメージが沸きますね。

 

この写真からのイメージで服で描くとこのような感じでしょうか?

IMG_20151117_0001_NEW-2

では、どうやって編まれているのか?

無縫製ニットという言葉を思い出してください。

“脇や袖の縫製無し。”

これが無縫製ニットの特徴ですよね。

縫製をしていないとはどういうことでしょうか?

 

 

下にあるイラストの青い線で描いたとおり、袖・胴回り・袖と下の部分は、それぞれ筒の状態で編まれており、目数の増減で太さを変化させています。
ここは、よく編み出しなどで仕様される袋編みをイメージしていただけるとわかりやすいと思います。

 

脇の下までは3つのキャリア(糸)を使い、3つの筒を編んでいくことで<袖・身頃・袖>が作られていきます。

IMG_20151118_0001_NEW

ではそのあとはどのようになっているのでしょうか?
ここからがホールガーメントの面白いところです。

 

脇から上の部分(イラストの赤い部分)は<袖・身頃・袖>が合体するのです。
この部分を“接続”と呼んでいます。

 

セーターを下から見ていくと、筒が3つから1つになります。
今まで編んでいた3つのキャリアが2つ無くなり。
ここから1つのキャリアによって大きな筒編みへと移り変わります。
胸の部分から肩、衿へと大きな筒で一気に編み立てていってしまいます。

 

ここでポイントとなるのは、よく編機の中で袖付けを行っていると思われていますが、厳密にいうと実は袖はくっ付けているわけではありません。
大きな筒の中で、内減らし(大寄せ)や内増やしなどを行ってアームホールの形を、内側から成型し、疑似的に袖付け線を形作っているのです。

IMG_20151117_221744

(上の写真はホールガーメントの袖付けですが。
よく見ると、袖付けは内減らしで目を通している(目立て)のがわかるかと思います。)

 

袖が後から付いたようにもみえますが、実は身頃と袖は同じ糸で編み続いているのでした。

 

無縫製という意味がお分かりいただけたでしょうか?
疑似的に、アームホールを作っているので、逆を返せば見えないようにすることも可能なんですよ。これを理解していれば新しいデザインなどにも活用していけるのではないでしょうか?

 

まとめ

おわかりいただけましたでしょうか。
ホールガーメントは常に、筒で編んでいくこと。
自分も最初は、どうやって前身頃と後身頃が繋がっていたり、袖がくっ付いているのだろうと、さっぱりわかりませんでした。
ただ、この基本を知るだけで、非常に良く理解ができた事を思いだしました。
ホールガーメントは難しいというイメージを持たれている方も多いと思いますので。
少しでもわかりお話できればと思っています。
引き続き、次回もポイントごとに焦点をあてて分かりやすいように書いていければと考えています。

ではまたよろしくお願いします。

過去のシリーズを読みたい方はこちらをどうぞ↓↓↓

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて① ホールガーメントとは?

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて② そもそも横編みとは?

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて③ 手袋からセーターへ

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて④ どうやって一着を編んでいるのか

ニット製品の作り方・種類 ホールガーメントについて⑤ ニットのシステム/企画サポートいたします

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丸安毛糸 編集部
アパレル会社・企業向けにセーター用の糸と製品の販売を行っている丸安毛糸株式会社です。 素材セレクトから、製品化に至るまで、トータルでサポート致します。 皆さんと一緒に、皆さんの想いをカタチに致します!

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